2006-03-24 [Fri]
▼ ステッキによる自己防御法再び
ステッキ護身術を紹介した数日前の記事にTrackbackをいただきました。ふだんはTrackback返しというのはしないのだけど、リンク先にとんでみたところ、挿し絵を紹介するタカさんの文章が実に愉快で素敵なので、改めてリンク+Trackbackしておきます。なるほど、こういうふうに紹介すればよかったんだな。
▼ E・E・スミス『火星航路SOS』(ハヤカワ文庫SF)
新装版が出てました。まさかこんな作品まで名作セレクションで出るとは。以前、訳がひどいとけなしたことがあるので、新版ではどうなってるかと思って買ってみたのだけど、訳にはかなり手が入れられてますね。ヒロインの使う「あんた」は「あなた」になってるし、「井戸の底の魚をつくようなもんだ!」は、「かんたんだったよ!」に。「あんたがはっきりとわたしをつれていくのをことわった事実は、あんたのねらいが当然危険なものだということをしめしているわ」は、「あなたがわたしをつれていくのをことわったのは、危険だからよ」とシンプルに。ただし、「豚が日曜日のことを何も知らない以上に、このあたりのことは何もわからない」はそのまま。
旧版よりだいぶ読みやすくなってるといっていいんじゃないでしょうか。まあ、面白いかどうかは……なのだけど。
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▼ ウィル・マッカーシイ『コラプシウム』(ハヤカワ文庫SF)
あと、すごい表紙で話題騒然の『コラプシウム』も買いましたよ!
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宇宙人がいて、木星には固い地面が存在する=なにしろ本書は1931年の作品で、コンピュータはもちろん、テレビや人工衛星すら存在しなかった時代の古き良きスペースオペラなのである。設定は滑稽かもしれないが、いまから70年後のスターウォーズやガンダムはどうだろうか。..
こんにちは。英国のステッキによる自己防御法は、大槻ケンヂ氏がエッセイでシャーロック・ホームズが「最後の事件」で使った「日本の格闘技・バリツ」について書いた時に、ちょっと触れていましたね。<br>何でも、E・W・バートンなる人物がスティック術とボクシングと柔術をミックスした総合格闘技「バーティッ」を、ドイルが「バリツ」と誤表記したのではないか、というのが大槻氏の説でしたが。
初めまして、旧サイトから飛んできました。非常に読みやすい文章でした。心理学に非常に興味を持ちました。
こんにちは。「火星航路SOS」は創元からは「惑星連合の戦士」という題名で出てましたね。創元版では「あんた」ではなく「あなた」でした。<br>新装版は、本屋でちらっと見ましたが、あとがきで「ロバート・E・ハインライン」と書いてあってびっくりしました。