同時代の記録
デビューから絶頂期まで
堺枯川(利彦)「無名作家の処女作小説『地上』を読む」 「時事新報」大正8年6月25日
生田長江「「地上」に就いて」 「読売新聞」大正8年7月13日
暁烏敏「北安田たより」より 「氾濫」大正8年9月号
橋場忠三郎「英雄型の作家(島田清次郎氏に対する公開状)」 「新潮」大正9年5月号
外遊の頃
「文芸雑事」 「日本乃日本人」大正11年5月1日号
「文芸雑事」 「日本乃日本人」大正11年10月1日号
在米XYZ氏より 「日本乃日本人」大正11年12月1日号
舟木芳江事件
島田清次郎氏が監禁の罪で葉山から拘引さる 某名家の令嬢を誘拐して 「読売新聞」大正12年4月14日
合意か、暴力か 島清事件を医者語る 「読売新聞」大正12年4月15日
親族会議の結果 島田清次郎を告訴に決定 「読売新聞」大正12年4月16日
「令嬢を監禁する迄 小説家島田清次郎の罪」 「読売新聞」大正12年4月14日〜16日号
有島武郎「貞操観念を解放せよ 但し暴力行為は男が悪い」 「読売新聞」大正12年4月23日
田山花袋「男女の恋愛に罪はないが然らざれば男の罪は大きい」 「読売新聞」大正12年4月23日
中村武羅夫「島田事件を批判し清次郎氏を誡む」 「読売新聞」大正12年4月25日、26日
佐野秋紅『内面描写 真相と批評 島田君と舟木令嬢』(文正社 大正12年)
舟木重雄「事件の真相について御再考を乞ふ」(大正12年)
郷里金沢に隠遁 『手形』の再発に焦り抜く島田清次郎クン 「読売新聞」大正13年1月27日
発狂天才島清クン 舟木芳江嬢に面会を強要す 「読売新聞」大正13年3月3日
車掌をなぐり島清検束さる 「東京日日新聞」大正13年7月1日
保養院入院から
あはれ天才島清クンの末路 精神病者と鑑定され昨夜保養院送り 「東京日日新聞」大正13年8月1日
「文芸雑事」 「日本乃日本人」大正13年8月15日号
死んだと誤報された島田君 巣鴨病院で駄々をコネる 「読売新聞」大正13年9月2日
丘緑「自称天才の末路 精神病院に泣く島清君」 「東京」大正13年12月号
藤原英比古「狂人となつた島田清次郎君を精神病院の一室に訪ふ記」 「主婦の友」大正13年12月号
ゴシツプ 「読売新聞」大正14年8月25日
中山啓「島田清次郎君の発狂」 「脳」昭和2年8月号
畠山清身「責任編輯言」 「悪い仲間」昭和3年4月号
死去後
池田隆徳「島○清○郎君の死――被害妄想及心気妄想の一例――」 「脳」昭和5年7月号
陶山密「勝つた女性・負けた女性」より 「婦人サロン」昭和5年9月号
岸洋介「島田清次郎の手紙」 「犯罪公論」昭和7年2月号
林正義「“島清”と青春」 「北国文化」昭和25年7月号