2006-04-16 [Sun]
▼ 俺にさわると危ないぜ
小林旭主演の1966年作品。原作は都筑道夫の『三重露出』。といっても、当然ながら原作になっているのは、日本を舞台にアメリカ人が書いたスパイ小説という設定の作中作の部分のみ。女ニンジャが出てくるあたりは原作に添っているが、主人公の設定などは映画オリジナルである。
ベトナム帰りの報道記者本堂大介(小林旭)は、飛行機の中で美人スチュワーデスのより子(松原智恵子)にひとめぼれ。しかしより子は何者かに拉致されてしまい、大介は外国人や黒ずくめの女たちに襲われる。実は、亡くなったより子の父親はかつて沖縄で陸軍参謀をしていたときに、どこかに軍用金の金塊を隠しており、その金塊をめぐり暴力団や外国人、さらには「ブラックタイツ団」と名乗る女ニンジャたちまでが争っているのだった。より子を助けようとする大介は、否応なく抗争に巻き込まれていく。ちなみに、大介の父(左卜全)は忍術マニアで、いろんな珍道具を大介にくれる。007でいうQの役である。
全体としては、お色気シーンもちょっとあるコミカルなアクション映画なのだけど、沖縄出身の女ニンジャたちが戦争の影を背負っているあたりはこの時代ならでは。女ニンジャの使う忍法オクトパスポット(どういう忍法かは、エロい方面で考えていただければ、だいたい当たってると思います)と、小林旭がそこから逃れる方法など、いくらなんでもあまりに露骨でバカバカしくて素敵。そのニンジャたちが揃いも揃ってみんな次々と小林旭の腕の中で死んでいくのは笑いどころなのかどうか迷うところ。さらに下着姿で縛られる松原智恵子など見所満載。ラストのパンチもかわいい。楽しい映画です(★★★☆)
光文社 (2003/09)
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是非、同じく都筑道夫原作の日活アクション「危いことなら銭になる」のレビューもお願いします
http://psychodoc.eek.jp/abare/diary0007a.html#07<br>「危いことなら銭になる」の感想はこちらにあります。「100発100中」も観たいですね。
おおっ、これはすいません。もうレビューされていたとは・・・。自分もこの作品は傑作だと思っているので、高評価に思わず頬が緩んでしまいました。<br>(全てを見てはいないので断定は出来ないのですが)都筑道夫絡みの映像化作品は傑作・佳作が多いような?
A25gtT この間も俊太郎の詩をお http://www.stlouisbusinesslist.com/business/5021837.htm?info=viagra viagra, 3727339,