2006-05-02 [Tue]
▼ アンダーワールド:エボリューション
ちょうど今、歌舞伎町では女吸血鬼映画を2本上映中。こんな希有な機会は滅多にないのでハシゴして観てきた。
こちらの主演はケイト・ベッキンゼール。前作の完全な続編なので、前作を観てないと、ちょっと人間関係がつかみづらいところがある。吸血鬼映画にありがちな「始祖」ネタ(いったい何回観たことか)だが、世界観がしっかりしてるので、ストーリーも安定していて、安心して観ていられる。パトリック・タトプロス(USAゴジラをデザインした人)によるクリーチャーのデザインも印象的。ということで、こちらはあっと驚くようなところはないかわり、ダークなヴァンパイアものの常道を踏まえた手堅い映画に仕上がっている(★★★)。
▼ ブラッドレイン
一方こちらは、ゲームの映画化で、主役は『ターミネーター3』の女ターミネーターで知られるクリスタナ・ローケン。両者を続けて見ると、『アンダーワールド』のベッキンゼールが役者としての格の違いを見せつけていて、ローケンは見ていてちょっと痛々しいくらい。
「『ブレイド』よりも強く、『セリーン』(アンダーワールドのヒロイン)よりもグラマラス」というのが予告編の宣伝文句なのだが、どうみてもブレイドより弱いし、グラマラスなんじゃなく単に大柄なだけ。女吸血鬼の風格も頽廃美もあったもんじゃない。ただの野蛮な小娘である。アクションも全然ダメだし、見所といったら、乳首くらいのものだ。ストーリーもぐだぐだで、まあいかにもゲームの映画化といった出来。レインが街にたどりついたら唐突に女占い師が出てきて、主人公の秘められた過去から、どこそこに○○があるから行くといいわ、というところまで全部教えてくれるのには笑いました。よくクソゲーにこういうイベントがあるよね(★☆)。乳首に免じて★半分おまけ。
というわけで、女吸血鬼対決は「アンダーワールド:エボリューション」の圧勝。
かなり暖めていたエントリです。「スケバン刑事」がいまさらあやや主演でよみがえるようで、ちょうどいいと思って。いわゆる「アーモンド臭」、青酸ガスのことですが、あの匂いはどんななのだという「サイコドクター...
ヴァンパイアがはびこる18世紀のルーマニア。ヴァンパイア退治を使命とする「業火の会」のウラジミール、セバスチャン、キャタリンの3人は、惨殺事件を起こして逃走したサーカスの見世物の女レインを追跡する。
(goo映画より)
ベッキン「ゼ」−ルと濁るのは何か流派があるのでしょうか? これまでベッキンセールだと思ってきましたし、一般にそう表記されているようですが。
素でベッキンゼールだと思い込んでました。確かにベッキンセールの方が一般的みたいですね。なんで濁ると思っていたのか考えてみると、マッキンゼー(McKinsey)あたりにひきずられたからかも。実際に濁るかどうかは本人に聞いてみないとわかりませんが。