2009-08-17 [Mon] 古今東西時間ループもの一覧
▼ 古今東西時間ループもの一覧
「エンドレスエイト」の終了を記念して、いわゆる時間ループものの一覧を作ってみました。ここでいう時間ループものとは、意識のみが過去に戻り同じ時間を何度も繰り返し経験するパターンの作品のこと。肉体をともなったタイムトラベルが行われるものは対象外とします。1回リピートするだけでもループとみなすかどうか迷ったけど、とりあえず1回のみの作品も入れておくことににします。
小説
- J・G・バラード「逃がしどめ」Escapement(創元SF文庫『永遠へのパスポート』所収) 1956
- J・T・マッキントッシュ「第十時ラウンド」Tenth Time Around(コバルト文庫『魔女も恋をする』所収) 1957
- リチャード・R・スミス「倦怠の檻」The Beast of Boredom(ハヤカワSFシリーズ『宇宙の妖怪たち』所収) 1958
- 小松左京「倒産前日」(ハルキ文庫『月よ、さらば』所収) 1964
- 筒井康隆「しゃっくり」(中公文庫『東海道戦争』所収)1965
- 筒井康隆『時をかける少女』(角川文庫)1967
- リチャード・A・ルポフ"12:01PM"(未訳) 1971
- フィリップ・K・ディック「時間飛行士へのささやかな贈物」A Little Something for Us Tempnauts(ハヤカワ文庫SF) 1974
- イアン・ワトスン「知識のミルク」The Milk of Knowledge(ハヤカワ文庫SF『スロー・バード』所収) 1980
- ソムトウ・スチャリトクル「しばし天の祝福より遠ざかり」Absent Thee from Felicity Awhile...(新潮文庫『タイム・トラベラー』所収)1981
- 筒井康隆「秒読み」(新潮文庫『薬菜飯店』所収)1984
- ケン・グリムウッド『リプレイ』Replay(新潮文庫) 1987
- イアン・ワトスン「夕方、はやく」Early, In the Evening(SFマガジン98年10月号)1996
- カート・ヴォネガット『タイムクエイク』Timequake(ハヤカワ文庫SF) 1997
- 北村薫『ターン』(新潮文庫)1997
- 西澤保彦『七回死んだ男』(講談社文庫)1998
- スティーヴン・キング「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」That Feeling, You Can Only Say What It Is in French(新潮文庫『幸運の25セント銀貨』所収) 1998
- 新井輝『DEAR』1〜4(富士見ミステリー文庫) 2001-2002
- 梅村崇『輪舞曲都市』(エニックスEXノベルズ)2002
- 桜坂洋『All You Need Is Kill』(スーパーダッシュ文庫) 2004
- 谷川流「エンドレスエイト」(角川スニーカー文庫『涼宮ハルヒの暴走』所収) 2004
- 乾くるみ『リピート』(文春文庫)2004
- 古橋秀之「恋する死者の夜」(電撃文庫『ある日爆弾が落ちてきて』所収)2005
- 安田賢司『トゥデイ―すべてが壊れる午前零時』(新風舎)2006
- 周防ツカサ『ラキア』(電撃文庫)2006
- あきさかあさひ『終わる世界、終わらない夏休み』(ファミ通文庫)2006
- 恒川光太郎「秋の牢獄」(角川書店)2007
- 香納諒一『ステップ』(双葉社) 2008
- 河野裕『サクラダリセット』(スニーカー文庫)2009
- 森見登美彦「宵山回廊」「宵山迷宮」(集英社『宵山万華鏡』所収)2009
- 鮎川歩『クイックセーブ&ロード』(ガガガ文庫) 2009
コミック
- 手塚治虫「大あたりの季節」(秋田文庫『ザ・クレーター』1巻所収)1970
- 萩尾望都「金曜の夜の集会」(小学館文庫『半神』所収)1980
- 佐々木淳子「霧ではじまる日」(メディアファクトリー文庫『ブレーメン5』2巻所収)1982
- 原作/木内一雅 作画/渡辺潤『代紋TAKE2』(ヤングマガジンコミックス)1990-2004
- 竹本泉「ババロア絵本」(ミッシィコミックスDX『ばばろあえほん』所収) 1990
- 藤子・F・不二雄『未来の想い出』(ビッグコミック)1991
- 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』(ジャンプコミックス)1992-1995
- 伊藤伸平『はるかリフレイン』(ジェッツコミックス)1998
- 佐伯かよの『永遠の夜に向かって…』(ボニータコミックス)2000-2002
- 今泉伸二『リプレイJ』(バンチコミックス)2001-2004
- たなかのか『タビと道づれ』(ブレイドコミックス)2006-
- 原案/大塚英志 脚本/久保田浩康 作画/ともぞカヲル『逆走少女―終わらない夏休み―』(電撃コミックス)2008
- 光永康則「千年王女」「万年王女」(シリウスKC『怪物王女』第7巻所収)2008
- 菅原そうた『未知次元』(アクションコミックス)2009
映画、ドラマ
- 「タンゴ」(第55回アカデミー賞短編アニメ映画賞受賞) 1981
- 『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(映画)1984
- 「恐怖の宇宙時間連続体」Cause and Effect(『スタートレックTNG』第118話) 1992
- 『未来の想い出 Last Christmas』(映画)1992
- 『タイムアクセル12:01』12:01PM(映画) 1993
- 『恋はデジャ・ブ』Groundhog Day(映画)1993
- 「霊界からの誘い」Coda(『スタートレック・ヴォイジャー』第57話)1997
- 『リバース』Retroactive(映画) 1998
- 「月曜の朝」Monday(『X-ファイル』第6シーズン14話)1998
- 「さくらの終わらない一日」(『カードキャプターさくら』第12話)1998
- 『君といた未来のために -I'll be back-』(日本テレビ) 1999
- 「ドナルドのクリスマスは大変だ!」Donald Duck: Stuck on Christmas(『ミッキーのクリスマスの贈りもの』所収) 1999
- 「未完成のタイムマシン」Window of Opportunity(『スターゲイトSG-1』第72話) 2000
- 「明日が来ない」(『未来戦隊タイムレンジャー』Case File.35)2000
- 「人生は続く」Life Serial(『バフィー 〜恋する十字架〜』第105話) 2001
- 「無敵の法則」Rewind(『トワイライト・ゾーン』第28話) 2002
- 『超時空欲望 (某年某月某日)』(香港映画 日本未公開)2003
- 「沈黙の漂流船」Future Tense(『エンタープライズ』第42話)2003
- "Day Break"(米国ドラマ 日本未放映)2006
- 「パラドックス」Be Kind, Rewind(『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』第3シーズン3話) 2006
- 「プレイバック」Playback(『ペインキラー・ジェーン』第17話) 2007
- 「5時55分」5:55(『ブラッド・タイズ』第15話) 2007
- 「火曜日のデジャ・ヴ」Mystery Spot(『スーパーナチュラル』第55話) 2008
ゲーム
- 『DESIRE 背徳の螺旋』(シーズウェア) 1994
- 『かぜおと、ちりん』(シーズウェア) 1999
- 『Prismaticallization』(アークシステムワークス) 1999
- 『あの、素晴らしい をもう一度』(自転車創業) 1999
- 『Infinity』『Never7 -the end of infinity-』(KID) 2000
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』(任天堂) 2000
- 『ライゼリート エフェメラルファンタジア』(コナミ) 2000
- 『花と太陽と雨と』(グラスホッパー・マニファクチュア) 2001
- 『シャドウ・オブ・メモリーズ』(コナミ) 2001
- 『歌月十夜』(TYPE-MOON) 2001
- 『パンドラの夢』(ぱじゃまソフト) 2001
- 『腐り姫〜euthanasia〜』(ライアーソフト) 2002
- 『ひぐらしのなく頃に』(07th Expansion) 2002-2006
- 『CROSS†CHANNEL』(FlyingShine) 2003
- 『プレゼンス』(CLOCKUP) 2003
- 『3days -満ちてゆく刻の彼方で-』(Lass) 2004
- 『Fate/hollow ataraxia』(TYPE-MOON) 2005
- 『プリンセスうぃっちぃず』(ぱじゃまソフト) 2006
- 『七彩かなた』(千世) 2006
- 『グリムグリモア』(ヴァニラウェア) 2007
- 『リトルバスターズ!』(Key) 2007
- 『スマガ』(ニトロプラス) 2008
音楽
参考:大森望「乾くるみ『リピート』解説」、 Wikipedia英語版 Time Loop、mixi日記にコメントを下さったみなさん
(2008.8.18.追記)いくつか作品を追加しました。
(2008.8.19.追記)さらにいろいろ作品を追加。ゲーム多すぎ。
ちなみに、『タイム・リープ』は同じ時間線上をなぞっておらずループになっていないので個人的ルールで対象外。『YU-NO』もループとは言いがたい気がするので保留にしてあります。
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変則ですが、アニメ「ゼーガペイン」もひとつ。
ゲームに、「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」も入れて欲しいですね。
タイムスリップというルールから見ると外れてしまう、変則的なものばかり想起してしまうのですが、<br>同じ時間を繰り返し経験するかのようなデイヴィッド・イーリイの「歩を数える」とか、<br>時間そのものが逆行・順行するナイジェル・ニールの「エンバブエの計算」だとか…<br>やっぱり含まれないかな…?<br><br>例えば、夢その他で疑似体験をして、覚醒時が夢の始まりと同じタイミングになる話などは結構ある気がするので、類例も入れてしまったら切りがなくてダメでしょうかね…
連投すみませんもうひとつ、といってもこれも微妙ですが。<br>コミックで楳図かずおの「夏の終わり」…どこにもタイムスリップとは書いてないのですが。
スティーブン・キングなら暗黒の塔シリーズも当てはまるかと
『あの、素晴らしい をもう一度』<br>http://www.anos.jp/anos1/anos1.htm<br><br>とか、<br><br>「428」「街 〜運命の交差点〜」は、微妙にカテゴリー<br>違いでしょうか…
こんにちは。<br>映画の『スカイ・クロラ』もループものだと思います。
コメントありがとうございます。<br>『暗黒の塔』って読んでないけどそんな話だったんですか!<br>『スカイクロラ』は、時間SF的な意味でのループじゃないような。<br>『街』はプレイヤーは何度も同じ時間線をやりなおすけど、登場人物がループしているわけじゃないから対象外ですね。<br>あとはよく知らない作品も多いので、確認してから追加します。
ゲームで<br>「腐り姫」(ライアーソフト)<br>「プレゼンス」(CLOCKUP)<br>「Fate/hollow ataraxia」(TYPE-MOON)<br>「パンドラの夢」「プリンセスうぃっちぃず」(ぱじゃまソフト)<br>もループものです。
素晴らしい。こんなにたくさんあるんですね。<br>ちなみにこの中で「これは素晴らしい!特にオススメ!」というのはどれでしょうか?<br>とりあえずまずはそれに接してみたいと思います。
PCゲームはジャンル的にループもの多いですよね。<br>だいたい脱出条件があるやり直しループ。<br>というわけで『スマガ』を挙げておきます。
海外ドラマ『トゥルー・コーリング』<br>映画『LOOP ループ』<br>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000MV8E64<br>などですかね。
「倦怠の檻」(リチャード・R・スミス。『宇宙恐怖物語』収録)は古すぎるかな?
ループの最後の1回しか描いてない神林長平版「ラーゼフォン」は入るんでしょうか。
未見ですが映画「恋はデジャブ(Groundhog Day)」も該当するようです
この記事に関係ない話で申し訳ないですが、「ユニヴァーサル相撲協会」はもう公開される気は無いのでしょうか?<br>http://psychodoc.eek.jp/abare/sumo.html からも<br>http://homepage3.nifty.com/kazano/sumo.html からもダウンロードできず…<br><br>公開当時、なぜか .NET Framework がインストールできなかったので諦めていたものの、新PCを買って「そうだこれでアレができる!」と思ったらダウンロード出来なくなっていまして…
『トゥルー・コーリング』は1回やりなおすだけなのでループものとは別ジャンルのような気もするんですが、ぎりぎり対象内かな。<br>『LOOP ループ』はループものっぽいですね。<br>『ラーゼフォン』はどうだろう。それじゃ『劇場版ヱヴァ』は……とか定義を考えるといろいろ悩ましいです。<br>「倦怠の檻」はループものっぽいですね。最古の例かな? ちょっとチェックしてみます。<br>『恋はデジャ・ブ』はすでにリストに入ってます。<br>しかし、こんなに時間ループものゲームが多いとは思いませんでしたよ。<br><br>「ユニヴァーサル相撲協会」は……中途半端なところで投げ出しているうちに開発環境がなくなってしまい、無期限開発中止です。ごめんなさい。
起点日が同じな平行世界ものがありなら<br>「マブラヴ オルタネイティヴ」age ゲーム<br>はどうでしょうか
グラディウス垢呂匹Δ任靴腓Α<br>http://www.nicovideo.jp/watch/sm14362<br>【ニコニコ動画】(スーパープレイ) グラディウス 255周目 ステージ1〜3
ゲームで七彩かなた(千世)もループ物かと
特撮で、未来戦隊タイムレンジャーのCase File.35 『明日が来ない』 もループしてました。
小林泰三「酔歩する男」(角川ホラー文庫「玩具修理者」所収)、あとはゲームで「Baldr Force」、それからまだ前編しか出てませんが「Baldr Sky」もループ物になりそうですな。<br>特に最後のはグレイ・グーや仮想空間、AI暴走とSFネタのオンパレードでオススメです。
PS2用ソフト、SIRENもループものではないかと思われます
また微妙な線ですが(タイムスリップかどうか…また基点に戻るところで終わっているし…)<br>ジェーン・ローダー「ワイルド・アメリカ」
コミックが少なそうなので、手塚治虫の短編集「ザ・クレーター」から、「大あたりの季節」を。
Fate/hollow ataraxiaが入っているなら歌月十夜も入れて欲しい(笑)<br>ゲーム(特にマルチヒロインのエロゲ・ギャルゲ)は構造的に相性が良いですからね。<br>PSの名作のガンパレード・マーチもループ(とそれを観測するプレイヤー)の構造を上手く使った作品だと思います。
リュイス・シャイナー「輪廻」はどうでしょうか。<br>無限ループに入るところで終わりますが。<br>『恐怖のハロウィーン』収録です。
古橋の恋する死者の夜は、毎日おんなじ行動を繰り返すゾンビのお話なので<br>ループものではない。<br><br>あとJ・P・ホーガンの「未来からのホットライン」が入ってないとか<br>マジですかと
ゲームはほとんどノーチェックだったので指摘は助かります。いちおう調べてみてループものっぽかったら入れておきます。<br>「グラディウスV」はどのへんがループものなのかよくわからないので解説希望。<br>「酔歩する男」はランダムウォークなのでループにはなっていないと判断。<br>「恋する死者の夜」は、時間ループものと構造的にいっしょなので入れてあります。<br>『未来からのホットライン』は「意識のみが過去に戻り同じ時間を何度も繰り返し経験する」というレギュレーションに反するので対象外。<br>何を入れて何を入れないかは判定が微妙な作品もあるので、もうこのへんは俺基準であります。
萩尾望都「金曜の夜の集会」はどうですか?<br><br>漫画としては、直系の元祖だと思いますが。
国産だと筒井康隆「しゃっくり」(SFマガジン1965年1月号…だから正確には1964年11月)と前後して、小松左京「倒産前日」(1964年12月 初誌名 サンケイ・スポーツ)というのがありますね。タイトルの通り倒産前日が繰り返す話です。初期の日本SF作家に影響を与えたのはバラード「逃がしどめ」(SFマガジン掲載時には「タイム・チャンネル」1967年5月号)より、「第十時ラウンド」「倦怠の檻」(掲載単行本間違っててすみません。『宇宙の妖怪たち』でしたね)でしょうか。多分探せば星新一にも絶対ありそうな気がします。
厳密にはループではありませんが星新一の「時の渦」
仮面ライダー「龍騎」の36話から37話にかけても、<br>ループしていたと思います。<br><br> 海外ドラマ「時空大作戦」はタイムトラベル物だけど、<br>過去に戻ると過去の自分がいなくなるので、タイムトラベル物と<br>ループ物の中間かと思われます。
ドラゴンクエスト7のリードルードのイベントも<br>時間ループしてると思います。
ご無沙汰です。お元気そうでなにより。<br>エンドレスエイト、録画してたので最近になってやっと8回目を見たのですが、キョンの発言でループから抜け出た時は、妙なカタルシスを感じてしまい、感動すら覚えました。あれは後でDVDを見た人にはわからないだろうなあ。
はじめまして。<br>神林長平の『忙殺』(所収は『狐と踊れ』だった気がします)はまさにループものだと思うのですが、如何でしょうか。<br>あと、こちらは微妙ですが、漆原友紀『蟲師』10巻の『香る闇』も、ループの要素があるかと思います。
細かいことだけど『あの、素晴らしい をもう一度』は「自転車操業」じゃなく「自転車創業」です。<br>あれもループ物だったのか。積んだままだわ。
マーヴルのヒーローズリボーンもかな。<br>Dr.Doomだけが何回も終末の日をやり直してる
仮面ライダー龍騎はTV版、劇場版、TVスペシャル版含めて一つのループ物だったかと。
映画「バタフライエフェクト」もそうですね。
はじめまして。<br>落語の「天狗裁き」もループ物ですね。
荒巻義雄の「ある晴れた日のウィーンは森の中にたたずむ」はどうでしょうか?