トップ    映画  精神医学  話題別インデックス  日記目次  掲示板  メール


←前の日記次の日記→
5月20日(月)

▼安田ママさんのBBS星間宇宙船から、須藤真澄さんのファンの方が運営している須藤さんサイン大集合の部屋へ行ってみました。うーん、実に壮観。
 ということで、私も自慢のお宝を紹介。今を去ること8年前、今は亡き神保町まるゲ屋にて、新声社版の『アクアリウム』にいただいたサインであります。

 時間が押していてたいへんそうだったので、あまり複雑そうじゃないキャラを描いてもらったのだけれど、女の子とか描いてもらえばよかったかなあ。先のサイトのサインを見てたらちょっとうらやましくなってきたり。

▼アン・ルール『スモール・サクリファイス』(実業之日本社)(上→【bk1】、下→【bk1】)購入。帯には「全米人気ナンバーワンの女流犯罪ノンフィクション作家アン・ルール、待望の日本上陸!」なんて書いてあるんだけど、『テッド・バンディ』(原書房)はなかったことにされているんだろうか。

5月19日()

▼今日も手抜きでニュースサイト風味。

▼以前読んだ『盗まれたフェルメール』という本には、「悪徳コレクターの依頼による絵画盗難はまずない」と書いてあったけれど、事実は小説より奇なり、盗んだ傑作で自宅を大美術館にしていた31歳のフランス人男性がいたらしい。
 男性の逮捕後、価値を知らない母親が「家の整理」としてブリューゲルやクラナッハなどの絵画を切り刻んでごみ箱に捨て、工芸品は近くの運河に投げ捨ててしまった(!)、とニュースにはあるのだけれど、本当にそんなことがありうるのかなあ。私には価値を知ったうえでの証拠隠滅目的としか思えないんだけど。
 いくら価値を知らないとはいえ、絵画をわざわざ切り刻んで捨てますか。工芸品を運河に捨てますか。しかも逮捕後というタイミングで。実家に帰ってみたら大切にしていたマンガが母親に捨てられていてうわぁぁぁ、という経験ならオタクなら誰しもあると思いますが、本当に価値を知らないんなら、それと同じように、逮捕される前から「また下らない絵を買ってきて」と捨ててしまい、「オレの大切なコレクションを捨てるなよ!」ということになっていたんじゃないだろうか。
 ……とか書いてたら、毎日の記事の方には、「証拠隠滅のため」と書いてありますね。やっぱり。しかし、朝日の記事では被害額は1000万ユーロ(約12億円)とあるのに、毎日では最大20億ユーロ(約2320億円)とありますね。どっちが正しいんだ。
 どっちにしろ、人類の貴重な財産を破壊したこの母親は許せませんが。

日常生活で使われず 小中高生の理数科知識 富山
 両足で立ったときと、片足をあげて体重計にのったときの体重を問う問題は、片足をあげれば体重が少なくなると答える子どもが続出。小学6年の約5割、中学3年の約4割が誤った答えだった。
 む、むう……。今のライトノベル作家は、こういう読者に向けて書かなきゃいけないのか。野尻さんの苦労がしのばれます。

低重力環境で水の入った風船を割ったらどうなる?

映画版『エンダーのゲーム』の映画会社がワーナー、監督がウォルフガング・ペーターセンに決まった、との噂

5月18日(土)

▼今日は手抜きをしてニュースサイト風に。

宇宙からやって来たなぞの3人組ロックバンド
獲得に成功した発売元の日本コロムビア関係者は「目の当たりにした地球人たちは、その音楽に、メッセージに、今まで感じたことのない感覚に襲われるでしょう」と興奮を隠せない。
 思わずスターボーを思い出してしまった私はもう歳でしょうか。

日本語の用例をネットで公募 「大辞典」採用者名も掲載。「採用された人の名前は、20〜30年後をめどに刊行する第3版に協力者として掲載される」。現代のスピードの速さに慣れてしまった身にとっては、実に壮大かつ気の長い話でちょっと感動してしまいました。刊行されたときには、現在の編纂者も投稿者も、すでにこの世にいないかもしれないわけですね。

携帯電話用の新型キーパッド 確かにメール入力は今より簡単かもしれないけれど、あんまり普及しそうにないなあ。かっこ悪いし。


5月17日(金)

(=゚ω゚)ノぃょぅ好きさんのページを上から順にまとめて読んでます(今までは強烈なのだけ読んでたのだ)。10例くらい読んだところでくらくらしてきて休んでいるところですが。
 ううむ、確かに「押しかけ」には多分にエロトマニア的なところがあるのは確かだけれど、どうも「押しかけ」の中核群はエロトマニア概念だけでは理解できない気がしてきた。もうちょっと考えてみます。

▼新宿武蔵野館でレイトショー上映しているスペイン映画『クイーン&ウォリアー』を観てきました。知らない人がほとんどだろうと思うけれど、実はこれ、ファンタジー映画の異色作なのです。
 冒頭はいかにも、といったダンジョンで始まるのですね。登場するのはマッチョな勇者に半裸の女戦士! 幾多の試練を乗り越え、とうとう地下神殿にたどりついたふたり。しかし、財宝を手にした瞬間、勇者は呪いを受けてしまう。そして彼は、見たこともない別世界で、テーブルトークRPGをこよなく愛するオタク少年として目覚めたのだ!
 というわけで、ここからは現代とファンタジー世界が交互に描かれていくのだけれど、だんだんと本当に少年は呪われた別世界の勇者なのか、単に妄想にとらわれているのかわからなくなってくるのがミソ。つまりは、牧野修の『だからドロシー帰っておいで』ですね、これは。
 アイディア自体は(類例は多いとはいえ)おもしろいんだけど、中盤以降、主人公が現実世界でも戦いを始めてからは、だんだんと物語が迷走してきてだれてくるのも確か。主人公の行動はどうみても妄想にしかみえなくなってきて、哀しみも共感もあんまり感じられなくなってしまうのである。やっぱり、こういうテーマを描かせたら牧野修の方が一枚上といえよう。でも、どこへ連れて行かれるかさっぱりわからない展開がそこそこ面白かったので、星3つ半(★★★☆)。

 そうそう、いきなり女性の陰部がぼかしなしで大写しになったシーンには驚いたよ。

 あと、この映画の中に、清潔感のある美形青年党首をかつぎあげて洒落たテレビCMを打ち、人気歌手のロックコンサートを後援して若者の圧倒的な支持を得る「青年民主党」という政党が登場するのだけれど、今の日本でももしこういう政党が登場したら、大量の議席を獲得できるかも、と思いましたね。ジャニーズ新党とかどうよ。党首木村拓哉。

山岸真がいるなら、牧紀子だってタニグチリウイチだって、菊池誠だっているぞ。
「甲子園でプレーできたことは自分の人生の最高の思い出、そして誇りと言ってもいいですね」。現在、学童野球、中学生の硬式野球の指導もしている菊池誠さん(44)はきっぱり言い切った。
 年齢はあっているのだけど、まさか本人ではないですよね。
 しかし、中村融ミニ写真集小川隆ミニ写真集なんていうページがあるのには驚きました(これは本人)。右上の「中村トップページ」という表記が何気なく失礼。呼び捨てかい。

5月16日(木)

▼近ごろ話題の「押しかけ」をどう思うか、という質問を以前からメールでいただいていたのだけれど、今回掲示板でも同じ質問をいただいたので、これを機会に、以前書いたエロトマニアの項目を大幅に書き足してみました。あくまでも試論であり、不備はいろいろあると思います(たとえば、エロトマニアという視点からでは、「押しかけ」の一部しかとらえきれていないところとか)。

▼なお、「エロトマニア」概念の生みの親クレランボーは、アラビア布のドレープ(ひだ)の研究家でもあった。彼は女性のマネキンや衣服を収集し、自作の衣服をマネキンに着せてはそのドレープを試していた。1934年、彼は気に入った人形や衣服に囲まれてソファに腰かけ、大鏡に自分の姿を映しながらピストル自殺を遂げた。彼の死後、自宅からは何万枚ものドレープの写真が見つかったという。生涯独身だった。
 カロザースの話の代わりに『傀儡后』のプロローグにおいてもおかしくないエピソードである。

貴志祐介『青の炎』映画化。監督は蜷川幸雄! 主演は二宮和也。共演は松浦亜弥、鈴木杏。私としては、曽根を誰が演じるかが気になるのですが。誰ひとり同情しない完璧な悪役が演じられる人でないと。あと、貴志さん、新作は?

▼東浩紀『郵便的不安たち#』(朝日文庫)、奥泉光『バナールな現象』(集英社文庫)、東野圭吾『白夜行』(集英社文庫)購入。最近、やたらと分厚い文庫が増えたなあ。

5月15日(水)

▼妻につきあって、『キューティ・ブロンド』を観る。原題は"Legally Blonde"、 ブロンドで一見頭悪そうな女の子が一念発起してハーバード・ロー・スクールに入学してがんばる、というコメディ。体育会系やチアガール系が幅を利かせているハイスクールでいじめられていたオタクたちが立ち上がる、という映画は最近多いけれど、この映画はちょうどその逆。ナードの牙城に単身乗り込んでいった学園祭クイーンの物語なのだ。たぶんかなり誇張されているのだろうけれど、西海岸の華やかなソロリティ文化と東海岸のハーバード文化があざといくらいに対比されているのがおもしろい。
 正直言って、前半は退屈だったのだけど、後半いきなり殺人事件をめぐる法廷ドラマになってからは少しずつおもしろくなってくる。主人公は(まだ法学生なのに)なぜか弁護士として法廷に立ち、お得意のファッション知識を使って殺人事件の謎を解くのだ!(この謎解きはいささか安直ではあるのだけれど)。
 まあ、カルチャーギャップ・コメディ+おとぎばなしめいたサクセス・ストーリーとしてはそれなりによくできているとは思うのだけれど、私としては、きゃぴきゃぴした主人公にあんまり共感できなかったので、それほど楽しめませんでした。
 それにしても、ハリウッド映画ではマックが大人気。この映画でも、ハーバードの学生たちがみんなIBMとおぼしき無骨な黒い筐体のノートパソコンを広げて講義を受けているところに、主人公がひとりカラフルなiBookを広げる、というシーンがあってにやりとしました。IBMとアップルのカラーの違いをうまく使ってますね(★★☆)。

▼半村良『飛雲城伝説』(講談社文庫)購入。

『エンダーのゲーム』の映画化計画が進んでいるそうだ。ただし、公開は早くとも2年後。おそらくは3、4年後だとか。

5月14日(火)

井上章一『パンツが見える。』(朝日選書)(→【bk1】)読了。
 本書の内容は、わずか二文で要約できる。「戦前の女性はパンツが見えても別に恥ずかしいとは感じなかった。女性がパンツが見えることを恥ずかしがり、男性がパンチラを喜ぶようになったのは1950年代後半くらいからである」
 これだけの内容を、小説からカストリ雑誌まで、ありとあらゆる風俗資料を渉猟して実証したのがこの本。有名な白木屋ズロース伝説(当時の女性は下着をつけていなかったので、上層階からロープで脱出するときに裾のめくれるのを気にして多くの女性が墜落死した、という話)について、裾を気にして墜落死した女性はひとりもいなかった、と論証するあたりは著者の面目躍如。著者の執念は本当にものすごくて、こんなのいったいどうやって集めたんだ、と呆れてしまうほど、パンツの登場する文献を大量に引用して、1930年代から1960年代に到るまでのパンツをめぐる観念史を描き出していく。
 ただし、資料の物量には圧倒されるのだけれど、言っていることはといえば要するに最初の二文だけだし、あいまいな前提から結論を導き出し、その結論をさらに前提にして話をすすめる……というような論理展開にはどうも疑問の残るところが多い。それに、別にパンチラについて著者独自の見解が披露されているというわけでもないので、私にはいまひとつ物足りない本でした。

殊能将之氏のサイトに書いてあって、印象に残った言葉。
小説に限らず、本というのは読む人によって内容が変わるものですから。だから、自分で読まないかぎり、その本に何が書いてあるかはわかりません
 そう、だから、私は本を読むのだ。

5月13日(月)

▼きのうもアクセスが増えたなあ、と思っていたのだけれど、なんだか、今日の18時台からはさらにアクセス数が急増し、1時間1000ヒット以上という異常事態になってるんですが、もしかして、どっかの巨大掲示板あたりからリンクされてるんですか?

VAIO W(白)が家にやってきた。
 発売時からその美しさにひとめぼれしていたのは妻。でも、これがどこの店に行っても売り切れなのですね。とうとう業を煮やした妻はヤフオクで購入、それがようやく届いたのである。
 早速、ワイヤレスLANのルータ兼アクセスポイントを買ってきて、私のEndeavorとつなぐことに。まあ、これくらい楽勝だね、と思っていたのだが。
 なぜか私のマシンのフレッツ接続ツールがアンインストールできず、いくらやっても接続不能。昨晩、私が寝たあとも妻は設定に四苦八苦。私のWindowsMEはちょっとさわっただけでもフリーズしまくるありさまで、結局朝までかかっても接続には成功せず。
 ということで、一時的にウェブも見られなければメールも読めない状態になってしまったのだった。
 もう、こりゃMEはあきらめてXPを上書きインストールするしかないかなあ、と思いつつ家を出たのだけれど、夕方になって私が帰ってきたときには、妻はすっきりと接続に成功していたのだった。
 さすがはわが妻、鼻が高いぞ、と思っていたら、ほとんど徹夜して疲労困憊した妻は、結局サポートセンターに電話をして教えてもらったのだそうだ(何度電話しても通じずたいへんだったらしいが)。
 とはいえ、これで家庭内LAN構築だ。夫婦の会話もメールでやりとりだ! これでみらい子家に一歩近づいた!

南條竹則『寿宴』(講談社)(→【bk1】)読了。「中華料理小説」と銘打たれているけれど、これは随筆ですね。『満漢全席』(講談社文庫)の続編で、前回、念願の満漢全席を実現した作者をモデルにした「でふ氏」とその仲間たちが、今度は杭州で南宋皇帝の伝説の祝宴「寿宴」を再現する顛末が描かれる。なんとなく、明治大正あたりの文豪の書いた随筆のような味があります。
 併録の「秦檜」「点心厨師」の短篇二篇は、中国の志怪小説の趣きのあるさばさばしたファンタジー。こういう作品だけ集めた本を読んでみたい。

白い粉末でJAS機欠航=炭疽菌警戒、ミルクパウダーと判明−高松空港のニュースなんですが、今朝の東京新聞では、「スプーン一杯 驚きの空港」と見出しをつけてました。やるな東京新聞。

がーん

▼ボアゴベ『鉄仮面 上』(講談社文芸文庫)(→【bk1】)、日本文藝家協会編『短篇ベストコレクション 現代の小説2002』(徳間文庫)(→【bk1】)、松尾由美『ブラック・エンジェル』(創元推理文庫)(→【bk1】)、エドワード・D・ホック『サム・ホーソーンの事件簿II』(創元推理文庫)(→【bk1】)購入。

5月12日()

▼なぜか、いくつかの個人ニュースサイトに私家版・精神医学用語辞典が取り上げられたようで、妙にアクセス数が上がっております。
 目についたかぎり逆リンクしておくと、まず第一発見者(コロンブスがアメリカを「発見」した、というのと同じ意味での「発見者」だけれど)とおぼしいのがBeltorchicca(5/10)、そこから伝言ゲーム的に広がっていき、荒屋敷(5/10)タイトル募集CHU!(5/10)news(5/10)カトゆー家断絶(5/11)Winter Bright Sky(5/12?)といったサイトが当サイトを取り上げている。しかし、4年以上も前からやってるコーナーを今さらニュースサイトで取り上げなくてもいいようなものだと思うのだけれど。ネットにおいて「ニュース」になるものというのは、必ずしも新しいものばかりではないのですね(まあ私も人のことは言えないが)。

『90年代SF傑作選』に続いて、中村融・山岸真編『20世紀SF(6) 1990年代』(河出文庫)(→【bk1】)を読みました。
 まずは例によって、作品発表時点での各作家の年齢をリストアップ。
「軍用機」スティーヴン・バクスター 40歳
「爬虫類のごとく……」ロバート・J・ソウヤー 33歳
「マジンラ世紀末最終大決戦」アレン・スティール 35歳
「進化」ナンシー・クレス 47歳
「日の下を歩いて」ジェフリー・A・ランディス 36歳
「しあわせの理由」グレッグ・イーガン 36歳
「真夜中をダウンロード」ウィリアム・ブラウニング・スペンサー 49歳
「平ら山を越えて」テリー・ビッスン 48歳
「ケンタウルスの死」ダン・シモンズ 43歳
「キリマンジャロへ」イアン・マクドナルド 30歳
「遺伝子戦争」ポール・J・マコーリイ 36歳
 今までの巻のようにあんまり早熟すぎたり年寄りすぎたりといった作家はおらず、30代40代に集中してますね。そのせいか、1冊通して読んでもわりと均質な印象があるような気がします。
 ビッスンのホラ話もいいし、シモンズのいかにも元先生らしい話も泣けるんだけど、中ではやはりイーガン「しあわせの理由」が群を抜いてます。イーガンだけあってやはりアイデンティティの物語なのだけれど、いつもの数学や物理学ではなく脳科学をモチーフにしているのが特徴。これはもう、SFというジャンルを超えて、プロザック時代の現代においてはきわめて切実な物語でしょう。
 これはSFセミナーでの雑談でも出た話なのだけれど、今、SF初心者に勧める本としては、『夏への扉』よりも、イーガンの短篇の方がずっといいんじゃないだろうか。

トム・クルーズ製作でウェルズの『宇宙戦争』を映画化? 『オープン・ユア・アイズ』にほれこんでリメイクし、『マイノリティ・リポート』に主演するトム、実はかなりのSFファンと違うか?

5月11日(土)

▼先行レイトショーで『パニック・ルーム』を観てきました。
 なぜこんなにつまらない映画を撮りましたか、デイヴィッド・フィンチャー。
 長回しのシーンのカメラワークなど(カメラが階段の手すりの間やポットの取っ手をくぐったりするのだ!)、ところどころにはフィンチャーらしさを感じさせるところもあるんですよ。でも、全体としてはまったくの凡作。
 サスペンスとしては中途半端で物足りないし、3人の強盗のキャラクターの描き分けもうまくいっていない。パニック・ルームに大量の水は備蓄されているのになぜ食糧がない、とか、なぜ部屋の外に出たときに携帯を使わない、とか突っ込みどころも満載。しかも、何一つヒネリもなく終わるのはどうしたことか。つまりは脚本がまったくダメなのだ。
 私としては、ここで「デイヴィッド・フィンチャー傑作凡作1作おきの法則」を提唱したい。『エイリアン3』→『セブン』→『ゲーム』→『ファイト・クラブ』→『パニック・ルーム』で、『セブン』と『ファイト・クラブ』は確かに傑作だったから、たぶん次の作品は傑作になるんじゃないのかなあ。
 結局、この映画でいちばん印象に残ったのは、オープニングのタイトルバックだったり。普通のCG文字なのだけれど、まるでニューヨーク上空に浮いているように見えるのである(ちゃんと影も映っている)。カイル・クーパーみたいなスタイリッシュさとはまた違うけれど、これにはやられました。
 あと、ソニー製品はガス爆発にも耐える頑丈さだというところ? さすがはソニー映画(★☆)。

 ちなみに、私がこれから観たい映画は、『少林サッカー』『ザ・ワン』『クイーン&ウォリアー』といったところ。妻は『キューティ・ブロンド』も観たい、というのでこれも観に行くかも。

▼上野のインド料理店「アーグラー」で夕食。22種類の本格的インドカレーが食べられる店。私はチキンカシミリというカレー、妻はマトンカレーを頼んだのだけれど、どちらもマイルドで美味。ただ、ここのカレーは5段階の辛さが選べるのだけれど、私は2を選んだせいか全然辛くなかったのが残念。3か4くらいでもよかったかな。

▼きのうのスマイルマーク爆弾事件なんですが、アメリカのYAHOO!ニュースに地図が載ってました。スマイルマークなんて簡単そう、と思っていたら、目だけで爆弾16個も使い、何州にもまたがる巨大な絵を描くつもりだったんですね。目を細かく描いているわりには、口の2点が離れすぎている気もしますが。

▼ヴィジュアル型検索サイトKartOO。日本語不可。見た目はおもしろいのだけど、使い方も線の意味もさっぱりわかりません。


←前の日記次の日記→
home