「黄色/緑色の救急車」コメント集
アンケートでよせられたコメントをまとめてみました。いくらなんでもまずいので精神病院名は伏字。それから強調は引用者によります。
実在した車
- 私の家のすぐ近くに「精神病院」があり、その前で実物の
黄色い檻付きの救急車(実物は白の救急車とは異なり、
ライトバンでした。)から運ばれている拘束服を着せられ
暴れ狂う人を見たことがあります。(愛知県)
- はじめて聞いた時は黄色でした。でも小学校でその話が出た時「緑だよ」という子がいて「???」となったことが覚えています。実際には近くの総合病院の名前が書いてある緑色の乗用車(ライトバン)を見たことがあるので、救急車ではなく事務職や往診の時に病院の名前入りの車が使用されていたのではないでしょうか?精神科の名前入りの車で訪問されていたらそう言う噂になるように思います。(東京都)
- 色:白 東京都衛生局精神保健課にそれらしきモノがあります。見かけは古いけど、普通のどこにでも走っている感じです。
ボディには、金文字で「東京都衛生局」と書いてあります。(東京都)
- いちおう、緑色の十字を書いた車が病院に搬入されるところを見た記憶があります・・・記憶がごっちゃになっていなければの話ですけど。(宮崎県)
- 乗ったことアリマス、
子供の時(新潟県)
- 某医薬品卸メーカーの車(本社は名古屋)が輝かしい緑ですが^^;
これは関係あるのでしょうか!?
随分昔から、緑の車をセールスに使っているそうです.
ちなみに、色々な大きさの車が揃っています。
救急車サイズもありますよ(神奈川県)
実在の精神病院との関連づけ
- 私が小学生のころですから、ざっと25年ほど前ということになるでしょうか
「頭のおかしいやつは緑の救急車で『××病院』に連れてかれるぞ。『××病院』は窓に鉄格子がはめてあるんやぞ」というような流言がとびかっておりました。当時「上新電機」がテレビのCMで「上新電機〜上新電機。緑の車でこんにちはあ」という歌を流しておりまして、私たちも相手をからかう時に「みっどりのくるまでえ、こんにちはあ!」とやっておりました。でも、誰も「××病院」がほんとは何の病院なんだか、実在するのだか知らなかったのであります。(京都府)
- イエローピーポーの話を聞いたのは高校の時。八王子のとある中学出身の人から聞いたような気がする。その中学校の近くにある丘の上に精神病院があって、イエローピーポーでその病院に連れて行かれるとか何とか。(東京都)
- ××病院という(実在の)精神病院の名前とセットで、「黄色い救急車で××病院に連れて行かれる」と言われていました。「××病院」ではなく、やはり精神療養施設(恐らく)である通称「コロニー」の名前と結びつくこともあったと思います。(秋田県)
- 中学生の頃(15年くらい前)の話です。近所にバラ園で有名な××病院があったため、「黄色い救急車で××病院に運ばれる」とか言ってた記憶があります。(千葉県)
- 私が生まれ育った千葉の新興住宅地では、少し離れた郊外に精神科の病院があり、「××病院の黄色い救急車が来る」といった話を小学生のころ聞いた記憶があります。(千葉県松戸市)
- 私が聞いたのは中学生の頃で、住んでいた市に古くていかにもという感じの精神病院があって、そこへは黄色い救急車で連れて行かれるというものでした。昔は道路公団の黄色い車両を見てこういう感じの救急車なのかなあと考えていましたが、本当は存在しないんですね。(東京都)
- 地元に××病院という神経科の病院があり、鉄格子があるとか、精神病患者の巣窟だとかいろいろな噂が飛び交っていました。(石川県)
- 小学生の頃、人の悪口など言う時に、”あいつ頭おかしいんじゃないか?”
”うん、そのうち緑の車がお迎えにくるよ。”などという会話が頻繁になされていて、その緑の車は都立××病院から来ることになっていました。(東京都)
- 世田谷区の上北沢にある都立××病院へ運ばれることになっていた。つまり、黄色い救急車は××病院の患者輸送車ということ。窓、ドアには鉄格子がついている。(東京都)
- 私の旦那は、小学校のころ「緑の救急車が○○山の方から迎えにくるぞ」ということを友達同士でよく言っていたらしい。その○○山には本当に精神病院が2つあります。(福岡県)
- 岡山県北にある、高梁市という小さな町に、古くから精神病院があり、そこの病院の鉄格子のはまった窓に患者がしがみついて助けてくれーと叫んでいるんだと、小学校か中学校の先生が言っていた。今思うととんでもない教育者だが、当時はけっこう広くそう思われていたようで、黄色い救急車がそこにつれていくとまことしやかにささやかれていた。
ほかに、落合町というところにも同様に精神病院があり、黄色い救急車がそこに人をつれていくという人もいたように思う。
この他、保健所につれていかれるというバージョンもあり。
ちなみに、のちほどしばらく住み着いた鳥取県米子市では緑の救急車であった。どこにつれていかれるかは、不明。(岡山県)
- 中学時代のことでしたが登校ルートに子供心にですが変だなと思う病院がありました。(もちろん精神病院だったわけですが)
簡単に言うと、山と川とで隔離されていて入りにくいわけです。
その時聞いた話ではこの病院は黄色い救急車を使っているとのことでした。
実際に見たことはないのですが、同年代は皆そう信じていると思います。(広島県)
- 丸亀には××病院という大きな病院があります。小学生の頃、おかしなことを言っていると「××の緑の救急車が来るんぞ」などと話に出ていた記憶があります。(香川県丸亀市)
- 通っている小学校からかなり離れた山奥に××病院という精神科のある病院(?)があった。
その病院の大きな広告看板が駅にあり、その背景色がかなり濃い緑をしていたため、皆その色の送迎バスのようなものが来ると思い込んでいた。ちなみに、病院のロゴというかフォントがとても怖いスタイルだったのを覚えいる。(愛知県犬山市)
- ミドリの救急車、とみんな言ってました。
病院のある地名付きで、○○のミドリの救急車、と呼んでいた記憶があります。(岐阜県)
- うちの地域では、絶対、緑の救急車です!!(笑)
小学校の学区内に精神病院の単科のところがありまして、まどの鉄格子もきらびやかに、鉄格子の向こうの雄叫びも高らかに、地域に親しまれておりました。
それほど地域に密着していましたので、緑の救急車は、かなり大きくなるまで信じていました。
そして、普通の救急車とはちがうんだ、とわかった後も、それは、あの病院の救急車なんだ、と思っておりました・・・
都市伝説だったんですね・・・・
かなり、田舎ですが(笑)
これからの統計の先を楽しみにしています(^^)(佐賀県)
- 私の場合は、小学生の頃クラス内で「キ○○イは黄色い救急車で××病院に連れていかれるで〜。」とみんなに混じってはしゃいでいた事を思い出します。
まさかその後『自分が2級精神障害者になってしまう』なんて夢にも思っていなかったですが・・・。(兵庫県)
- 私は子供の頃、「○○病院」から緑の救急車が来て連れて行かれる〜と言う話を聞いていたんですが、高校時代、その精神病院の一人息子が隣の席に座っていたんですが、その病院の名前は「××病院」でした。因みにその友人の名前は「○○」...(栃木県)
- 大阪の××というトコロに、精神病院がありまして、
救急車の横には××病院という表示があるときいて
いましたし、友達の間では『そんなコト言ってたら、
××に連れていかれるぞ!』みたいなギャグがあ
りました。(大阪府)
- 小学校の頃の記憶です。
隣の市の具体的な病院名をあげて表現されていました。
同種で、同じく隣の市に県立養護学校があり、
市内に専用のバス停がいくつかありました。
「頭が悪いやつは、白いバスでお山の学校に行かイカン」
と言うのがありました。
子供の頃は何とも思わなかったけど、やはり差別的ですね。(愛知県)
- 習志野市辺りの電車の線路沿いに精神病院が有りました。
窓には丸い鉄格子がはまっていました。(クッキーの型抜きをした後に残った生地のような感じ)
窓にはスモークが張られていて中は見えなかったけど。(千葉県)
- 二十数年前の噂では、K市のK精神科病院の救急車は黄色であると言うことであった。子供たちは「イエローピーポー」と呼んでいた気がする。(茨城県)
- 小学校の裏に精神病院があって、道を挟んで市立高校がありました。でも、病院に救急車がとまっているのを見たことはないですね。(千葉県船橋市)
- 横浜市中区に××病院という病院があります。その病院は、通りに面した位置に精神科の病棟があり、鉄格子の窓が見えることから「きちがい病院」と呼ばれています。本当は総合病院なんですけど、誤認されてしまって気の毒に思っています。この辺では、黄色い救急車は××病院の所有する救急車である、ということになっています。これも誤認が産んだ迷信ですね。(神奈川県)
- 私が育った地域は大阪でも有名な精神病院、「××病院」(院内暴力でニュースになり、つぶれた××病院の系列)があり(当時、場所は知りませんでしたが)そこから黄色い救急車がやってくるというものでした。
おそらく、精神病患者は金切り声を出す事が多い事から、
金切り声→黄色い声→黄色の救急車←特殊な車←救急車
という風な連想から出来たのではないかと推測します。(大阪府)
オケハザマ
- ちなみに黄色い救急車に乗せられて行くところは、桶狭間にある精神病院ということになっていました。知っているとは思いますが桶狭間は古戦場でその手の幽霊話には事欠かない場所です。今その病院はコンピュータの専門学校になっています。(愛知県)
- 子供の頃イジメ文句のなかに「おまえみたいな気違いは、緑の救急車で桶狭間の精神病院に連れて行かれちゃえ」というのが、ありました。(愛知県)
- 小学生の頃、ちょっと変な、行動・言動をすると教師に
「オケハザマに緑の救急車で連れて行かれるぞ」と言われた。
オケハザマはたぶん、神経科桶狭間病院の事だと思います。(愛知県西三河)
- 愛知県刈谷市に住んでいました。
精神病院に連れて行かれるのは黄色い救急車でした。病院名は「桶狭間病院」でした。
小学生の頃、母親にも「キチガイは黄色い救急車で連れていかれる」と聞いたことがあります。
漠然と、キチガイのキの字を取って「キ色い」救急車、だと認識していた記憶があります。(愛知県刈谷市)
- 緑も聞いたことがあります。桶狭間はごく近所ですが、その名前を耳にしたことはありません。僕が通っていた中学、高校では誰もが知っているような普通の言葉でしたが、大学に入って身近な人があまりこのことを知らないことに気付き、まさか名古屋弁では、と思って調べてみたらこのページにたどり着きました、全国的にある話なんですね、ちなみに、僕の母は大坂に住んでいた時代に先生から聞いたことがあるとのことでした。地元出身の父は知りませんでした。(愛知県尾張地方)
- 救急車の話は全然知りませんが、地元には「××ヶ丘病院」という精神病院があり、何か悪いことをすると「××ヶ丘につれてくぞ〜」と脅された覚えはあります。
余談ですが、私は現在愛知県の桶狭間病院に勤めております。もう五年になりますが、措置入院や医療保護入院で運ばれてくる患者さんは、当然ですが白い救急車です。黄や緑、ましてや紫なんて見たことありません。(大分県)
インサイダー情報
- わたしの育った秋田県内の小さな農村にも“ヤバい奴が行く(連れて行かれ
る)ところ”がありました。いっしゅの忌み言葉のように、わたしたちはそれを(精神病院、とは呼ばずに)××、と呼んでおりました。××という地域にあったからですが、子供たちの間で××といえばそれは広々とした黄金色の絨毯のように稲穂が波打つ平和な農村地帯・××ではなく、その片隅にある精神病院をこそ指す言葉でありました。そしてそこに“ヤバい奴”を連れていく使者は“黄色い救急車”であることも、常識だったのです。
長じてわたしは北海道の片田舎で精神科医として過ごしておりますが、もちろんわたしが日常的に仕事として患者さんを迎えるとき彼らが乗ってくるのは白い救急車なわけで、勤務する病院に黄色い救急車が乗り入れたことはただの一度もありません。あたりまえか。(秋田県)
- 人事異動で生活保護のCWだった4年間に初めて黄色い救急車が・・・と聞きました。でも、実際に病状調査等で病院を訪れると、見るのはやはり、普通の白のボディに赤線の(病院名の入った)救急車。ただ、1度医療保護入院してもらうために、家族が呼んだある病院からは、スタッフとドクターが白いボディに緑の線の(病院名はどうだったか??)救急車というかバンで迎えに来ましたが・・・。いちおう、その4年間に十数カ所の病院に仕事柄出入りしましたが、黄色というのは残念ながら(?)みたことがありません。(広島県)
- 親が精神科医なんですが、中学生くらいのころ緑の救急車に関して質問したところ「そんなもの知らんぞ。昔は先生の車で迎えに行ったもんだが。」
と、まじめな顔で言われてしまいました。こっちは冗談のつもりで聞いたのに・・・。(鹿児島県)
- 黄色い救急車って噂だったの?
本当だと思ってました。
変なことすると、黄色ーに乗せられて××病院(精神)
に連れて行かれると、みんなよく言ってました。(福井県)
- 小学校の時、近くに精神病院の隔離病棟と言われていた建物があって(真っ白の建物に鉄格子のはまった窓、僕たちは基地外病院と呼んでいた)そこには護送車のような黄色い救急車が基地外を迎えにくると噂がありました。誰某のおばさんが基地外になった時迎えにきたとか結構真剣に話していました。(兵庫県)
- 緑の十字の救急車、なんです。正確に言うと(^^; 山形県で、上記の救急車の伝説を持つ精神病院に勤めております。今度その病院に転勤すると言ったら「緑の十字の救急車」の病院ですね(笑)と言われました。(栃木県)
こころの科学への反応
- こころの科学読みました。全国にある伝説だったとは驚きました。さて私が中学生の時、英語の授業にアメリカからの留学生がアシスタントで来ていました。その人に向かって、当時の同級生が私を指さして「ヒーイズ イエローピーポー」と言ったのでした。彼はあまり考えずにふざけて言ったのだと思いますが。その白人の先生はなんとも言えぬ表情を浮かべていました。忘れられぬ思い出です。
あと、僕は黄色い救急車の根拠を聞いたことはありませんが、米映画の「トワイライトゾーン」に黄色い救急車が出てきた気がします。(こころの科学に書いてありましたっけ?)(埼玉県)
- 「こころの科学」を読むまでは実在するものだと思ってました。
確か、仲間内で「精神病者は緑の救急車で精神病院に強制入院させられる」と云ったことが普通に語られていたはずで、出所は不明です。
ちなみに地元には国立の総合病院があって、それが古い病棟(結核の隔離病棟?)が残っていてかなり子供にとっては不気味でした。数年前統廃合で消滅しましたが。(三重県)
- 「こころの科学」で先生の論述拝見しました。私は56歳の男性ですが、子供のころより、母親から「黄色い自動車」の話(変なことをすると黄色い自動車が迎えにきて松沢病院に入れられる)を聞かされておりました。面白いご研究、もう少し高齢者を調査できると良いのですが、インターネットは無縁の方々かもしれませんね。(東京都)
- こころの科学(93)の精神病院と都市伝説を読み、アクセスしました。島根県の報告ゼロということでしたが、ゼロではありません。わたしの記憶では、黄色い救急車は中学に入学して初めて聞きました。実は、中学入学と同時に今の市に引越しましたが、今住んでいる市の隣の市に単科の精神病院があります。場所はどこにあるのか分からないけれど、何か人とは違った言動があれば『〜病院から黄色い救急車が迎えにくる』という発言は、よく聞いたものです。実際、今も使う人がいるようです。小学生の頃住んでいた場所は、それ程精神病院というものに馴染みがなかった為、そういった言葉を知らずにいたのでは?と思います。ちなみに、現在私はその病院に勤務しており、就職して初めて単なる噂である事を知りました。(島根県)